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ウィザードリィIII ダイヤモンドの騎士 WIZARDRY3 KNIGHT OF DIAMONDS |
アスキー 1990年3月9日発売 6500円 2M+64KRAM 3DダンジョンRPG コマンド入力 Aボタン 決定 Bボタン キャンセル |
| シリーズ第3弾 | ||||||||||||||
キャラクター転送の問題により、移植が見送られていたシナリオ2のダイヤモンドの騎士のファミコン版。レベルが1から始められるようにシナリオが変更されているのはもちろんだが、それ以外にもシナリオ4からのモンスターが追加されていたり、特性値の上限の変更があったりするなど、前2作の移植と比べてファミコンオリジナル色が強い作品となっている。 |
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| ファミコン版IIIの特徴 | ||||||||||||||
IIのページで解説したよう、元々のシナリオ2ではシナリオ1で育てたキャラクターを転送してプレイすることを前提として作られているため、レベル1のキャラクターで始めることは無理なのだが、このファミコン版ではレベル1から始められるようにシナリオが完全に変更されている。単にレベル1から開始出来るだけではなく、1〜2階はIでおなじみのコボルドやオークが出現し、マーフィーズゴーストの部屋も追加されているなど、ウィズ初心者をかなり意識しているかのような作りだ。 もちろん階を下るごとにモンスターは強くなっていくし、特に6階ではIやIVからの追加モンスターが数多く登場しするので、常に手ごたえのある戦闘が繰り広げられていくだろう。 そしてこのシナリオ2の最終目標は「ニルダの杖」を取り戻すことである以上、最終ボスに相当する敵は存在していなかったが、このファミコン版では6階に追加されたマップのある場所に、ボス的存在の悪魔が潜んでいるのも特徴だ。奴に勝利すると「悪魔の石(STONE OF DEMON)」という攻略本にも載っていない謎のアイテムが手に入り、効力は戦闘中に使うとロクトフェイト、スペシャルパワーを解放すると灰になってしまう。 またオリジナル版では2階と6階に謎解きが用意されていたが、これはIIのようにアイテム交換などに変更されているのではなく、イベントそのものが消滅してしまっている。 アイテムはほぼオリジナルのままだが、+1、+2という名称のアイテムはI同様ファミコンオリジナルのものとなっている。 呪文に関しても変更があり、一部呪文のレベルの変更と、Vからメリト、ツザリク、ラダルトの3つの魔術師呪文が追加されている。 |
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| 特性値の上限の変更 | ||||||||||||||
そしてファミコン版IIIの最大の変更点と言えば、それまで特性値の上限は種族に関係なく一律18だったが、このIIIでは種族の基本値+10が最高となったことだ。これにより種族によって向き、不向きの職業が生まれてきてしまったので、前作までのようにキャラクターのイメージだけで決めるというわけにはいかず、職業に合った種族を事前に選ばなければならないようになったわけだ。 つまり信仰心の低い人間を僧侶系の呪文が使える職業にしてしまうと、呪文の覚えが悪くなり、蘇生の確率も低くなってしまう、といった具合だ。 盗賊に一番向いているのは相変わらずホビットだが、力が最高でも15までしか上がらないので、前作までのようにレベルが上がったら忍者にさせて前衛で使う、ということは難しい。特性値のバランスが最も良いのはノームで、どの職業に就いても不安はないが、ノームのイメージがあまり良くはないので、結局は信仰心以外はバランスが取れている人間を選ぶのがベストだろう。 前に書いたように、僧侶系呪文を使う職業には不向きだが、呪文の効力そのものには影響はないし、蘇生に関してもレベルが上がればマロール+マハマン技も使え、ロストしてもアイテムによって灰の状態にまで戻すことも可能だ。もちろん僧侶とビショップ以外の職業は全て人間に向いているので、感情移入の高さから使う人が多かった人間にとっては、IIIにおける特性値変更のシステムはプラスだったと言えるだろう。 |
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| 当時のお話 | ||||||||||||||
このウィザードリィIIIが発表された頃は、ファミマガはもちろんですが、ウィズの発売元であるアスキー発行のファミ通もほぼ毎号購入していましたので、当然ウィズIIIの記事はよく読んでいました。購入も考えたのですが、ウィズIII発売の3週間後に同じくアスキーのベストプレープロ野球IIが発売されることと、さらにその1ヶ月後にはファイナルファンタジーIIIが発売されることになっていましたので、ウィズIII購入はひとまず控えることになりました。 それから半年後、ようやくウィズIIIを購入し、'87年12月のファミコン版ウィズIの発売から2年9ヶ月経って、ようやくウィズの世界に入り込むことになったのです。 もちろんウィズはこの時が初めてのプレイでしたので、当然最初はキャラクターメイキングから始めるのですが、やはり種族と性格でつまずきました。マニュアルの性格の解説を読むと、とりあえず中立がいいのかな、と思いましたので、全員中立でしようとしたのですが、中立にすると僧侶系の3職業になれないことに気付きましたので、僧侶のみ善にして後は全員中立というパーティを組んでしまったのです。パーティを組み終えたら次はボルタックで装備を整えるのですが、どれが強いのかさっぱりわからなかったので、前衛の戦士3人の武器は、値段が高めという理由だけでフレイルを装備させてしまうなど、まあどうしようもないパーティ作りをしてしまったものです。 そんな調子で始まっていきましたので、最初の数時間は面白さなど全く感じることなどはなく、かったるくて仕方がなかったものです。 それでも少しづつレベルを上げ始め、マーフィーズゴーストで経験値稼ぎをしていくうちに段々面白いと感じ始めていき、それから1週間ほど経った頃に、KOD'sアイテムを全部揃えて、無事ニルダの杖を取り戻してエンディングを迎えることが出来ました。そして6階でアイテム探しが始まった訳ですが、これはさすがにウィズ最大の醍醐味だけあって、本当にハマっていったものです。 玄室の敵を全滅させ、罠を解除して宝箱を開ける瞬間の、何が入っているんだろう?というあの期待感を体験したいがために、時間を忘れてプレイしてしまうんですよね。戦闘でもグレーターデーモン稼ぎで経験値を一気に稼ぐという、ウィズならではの遊び方を体験することが出来ましたし、とにかくこのウィズIIIには楽しませてもらったものです。 ただ前に書いたように、僧侶ひとり以外全員中立にしてしまいましたので、アイテムによって自由に上級職に転職が出来たとしても、やはり中立のロードやビショップというのは不満がありました。それでもさすがにキャラクターを消すわけにはいかず、そのまま育てていったのですが、IIを購入後にデータが消えてしまいましたので、善が3人入っているIIのデータを転送し、その不満は解消されました。 もちろんレベル1からやり直しとなってしまった訳ですが、IIで十分育てたこともあって、特性値がオール15からのスタートすることが出来たため購入当時よりもかなり楽に進めましたし、何よりIIIはモンスターの経験値が高めなのでレベル上げもスムーズに出来ますので、データが消えても特に問題はなかったです。 |
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